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フレームワークと言うもの 思考生産性向上ツール

フレームワークという言葉を巷で目にすることが多くなりました。でも、そもそもフレームワークって何だろう?、、、直訳すれば、モノゴトを考える時の枠組みと言うことになります。それでもよくわかりませんよね。

思考の進め方

例えば、「売上を伸ばすにはどうしたら良いか?」を考える際に、どのような思考の進め方をしますか?

広告マンは「広告企画」を、エンジニアは優れた商品を、流通関係者は「店内レイアウト」を思い浮かべるのではないでしょうか?それはそれで正しいのでしょうが、バランスが悪いですね。

ヒトには必ず「思考のクセ」があるものです。そのクセを排除して、バランスよく、客観性を高めるために、フレームワークはとても有効だと思うんです。

フレームワークには、「要素抽出のフレームワーク」と「分析・解釈のフレームワーク」があるんです。その違いを理解するだけでも、フレームワークを使いこなすのにとても効果があると思います。

要素抽出のフレームワーク

企業の戦略構築の第一歩は、その企業をとりまく「環境を分析する」ことからスタートします。そこで使われるフレームワークとして「3C分析」はご存知の方も多いと思います。これは、環境分析にあたり、

  • 顧客(Customer)
  • 競合(Conpetitor)
  • 自社(Company)

という3つの視点から分析を試みようという考え方なんですね。

私がコンサルティングをする際に、クライアントに「御社を取り巻く重要な環境要素は何ですか?」と尋ねます。ランダムに列挙してもらうと、自社に関する要素が全く出てこなかったりする。すっかり自社に関する分析を忘れているんですね。

これが、「思考のクセ」です。

前述の通り、ヒトの思考には「クセ」があります。そのクセを是正して、重要なことを見落とさず、網羅的に要素抽出するために用いられるのが、この「要素抽出のフレームワーク」です。

このようにフレームワークは客観的視点を提供してくれるのです。これには下記に列挙した様々なフレームワークがあります。これらを使いこなすことで、客観的分析が可能となります。

「要素抽出のフレームワーク」(例)

PEST(Politics/Economics/Socio-culture/Technology)

マクロ環境の分析を、4つの視点から抽出する

5Forces(5つの力)

企業を取り巻く脅威を5つのカテゴリーによって抽出する

成長マトリックス

企業の成長の方向性を4つのセグメントによって抽出する

プロダクト三層モデル

製品を構成する付加価値を3つのレベルから洗い出す

分析・解釈のフレームワーク

もうひとつのフレームワークが、「分析・解釈のフレームワーク」です。例えば、企業の環境分析を行う際、SWOT分析と呼ばれる手法が用いられます。これは、上記の3C分析等で列挙された環境要因から、自社にとっての市場機会を見出すために、Strength(強み)/Weakness(弱み)/Opportunity(機会)/Threat(脅威)という4類型化することで、戦略的意味合いの解釈を支援するためのツールです。

この段階で必要なことは「自社にとっての市場機会」を見出すことにあります。しかし、3C分析では重要な要素を列挙しただけですから、それはランダムに列挙されているに過ぎません。そこで、個々の要素が持っている意味合いを明確にして、市場機会を解釈しやすいように4類型化するわけです。

例えば、「ある特定の市場が成長している」という要素がOpportunityに類型されたとします。それは自社にとって魅力的な機会ですが、当然他社にとっても機会となります。

しかし、その特定市場では、自社の強み(例えば技術力)が強く求められているとすれば、そこでは自社が圧倒的優位に立つことができる市場機会と解釈することができるでしょう。

つまり、

O+S → 自社にとって真に魅力的な市場機会

と判断することができるわけです。その他にも


  • O+W  →  市場機会を生かすために克服すべき弱みの認識
  • O+T  →  市場機会に潜む脅威を認識し、リスク対策必要
  • S+W  →  強みも見方を変えると弱みになる
  • S+T  →  強みを脅かす脅威の存在、要対策
  • T+W  →  大きな脅威の存在、回避の戦略検討

といった様々な解釈が、SWOTそれぞれの組み合わせによって意味づけすることができるわけです。

「分析・解釈のフレームワーク」は、導出したいメッセージを考えたり、事実が持っている意味合いを解釈するのに 非常に有効な思考支援ツールとなるのです。

「分析・解釈のフレームワーク」(例)

ポートフォリオマネジメント

事業特性を4類型して、投資方針のガイドラインを提示する

アドバンテージマトリックス

業界特性を分析し、競争のルールを洞察する

バリューチェーン

企業の付加価値創出活動を整理し、自社の優位性を分析する

ポジショニングマップ

競合との差異を明確にし、自社の優位的位置づけを探索する

フレームワークは先達が開発してきた「思考支援の武器」です。我々がそれを利用しない手はありません。フレームワークの本質を理解し、徹底的に使いこなすトレーニングをしてみませんか?

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