ロジックツリー 問題発見と課題解決の基本ツール
ロジカルシンキングの基本技法として用いられるのが「ロジックツリー」です。これは、モノゴトを分解して考えるためのツールですね。
何事も十把一絡げにして見てしまうと、その実態を見落としてしまうリスクを持っているものです。できるだけ要素ごとに分解して考えると事象を整理することができます。
問題発見アプローチ
問題が起こった時に為すべきことは、その問題発生の原因を明らかにすることでしょう。つまり、問題の本質を見極めることにあるのです。
例えば「売上が落ちる」という問題が起こったとします。しかし「売上減少」という事実だけを見ていても、その結果を変えることはできません。
問題を解決するためには、その原因の特定が必要となります。
そこで、売上を構成する要素を分解することによって、原因特定の切り口を見出すことができます。例えば「売上=顧客数×顧客単価」だとすれば、以下のように表現することができますね。
さらに、顧客数は「新規顧客」と「既存顧客」や、顧客単価を「購入品目数」と「購入品目単価」に分解することができます。すると、下記のような樹形図が描かれることとなり、「売上減少」の原因を具体的に推定できます。
このように要素分解することで、「売上減少」の原因を明確化し、それに対する対策を講ずることができるのです。
この分解の切り口はひとつではありませんので、様々な切り口を試して最も適切なロジックツリーを探索することが必要となるでしょうね。
問題解決アプローチ
前述の問題発見のアプローチのなかで、「原因特定によって、対策がわかる」と述べましたが、その解決策についても論理的に探索する必要があります。
例えば、売上減少の大きな原因が、「リピート率の低下」だったとします。それに対する解決策を見出す際に、打ち手をカテゴリー別に分類して検討すると効率的だと思います。
ここで、マーケティングの4Pというフレームワークを使ってみましょう。
まだ、解決策には具体性が足りませんよね。もう少し、解決策を分解して具体性を上げてみましょう。ここでは、さらに商品政策をブレイクダウンしてみましょう。
このように、モノゴトを分解することによって、論理的に原因を考えたり、解決策を検討することができます。論理思考は、分解からスタートすると言っても過言ではありません。その際、ロジックツリーは分解の概念を整理するのに最適なツールと言えるでしょう。
何にか問題が起きた時、あるいは解決策を検討しなければならない時、自然に頭にロジックツリーが浮かんでくるようになれば、貴方の頭脳は論理的に働き始めている証拠なのです。
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